ホワイトシェパードとの付き合い方
「しつけ」はなぜ必要なのか

一昔前の家庭では犬は番犬として主に家の外で飼われていることが多かったのですが、最近では家族の一員として生活を共にしており、ホワイトシェパードのオーナーさんの約半数は家庭のなかで一緒に生活しております。この時、人と一緒の生活のなかで困る行動があればこれを教えてあげるのが「しつけ」です。ホワイトシェパードは元来性格が穏やかで従順ですので、あまり問題行動は耳にしませんが、大型犬なのでひっぱりぐせがある場合などは教えてあげる必要があります。
生後6ヶ月以前はまだ骨格がしっかりできていないため、リードを使ってのしつけは出来ません。この時期は白い縫いぐるみだと思ってたっぷり遊んであげてください。

さて生後6ヶ月が過ぎ、いよいよしつけができるようになると、この生後6ヶ月から1年の約半年間に覚えたことは一生忘れませんのでホワイトシェパードにとって一番大切な時期です。

しつけの一番の目的は「あなたがホワイトシェパードのボスになる事」です。

首輪の選び方
犬はハンドラーの言う事を耳ではなく「首」で聞きます。これは首が体で一番弱いところだからなのですが、ホワイトシェパードのような大型犬の場合は写真のような「チェーンカラー」が欠かせません。特にオスの場合はスパイクチェーン(写真右端)のほうがホワイトシェパードにはハンドラーの言う事が良く伝わります。

リードの持ち方
リードの輪の部分を右手親指に通し握り込みます。左手はリードの上からかぶせるように軽く握るようにします。左手を下から持つとホワイトシェパードが急に動いた時、腕にケガをする事がありますので注意が必要です。

リードの引きかた
リードを一瞬たるませて瞬時に引きます。犬が振り向けばOK。もし犬が無視したら、引く力が足りないと思ってください。犬がちゃんと振り向いたら、しっかりほめてあげる事も忘れずに。
ホワイトシェパードのほめ方

ほめる時は高い声で大げさに。同時に首の周りをなでてあげることでも意思が伝わります。これはホワイトシェパードにとって、ほめられているのか叱られているのかがまだ分からないためなので、はっきりとほめていることを伝えてください。ちなみにリードを引く事が「イケナイ」の合図なので貴方はほめるだけで結構です。

脇について歩く
ハンドラーの足からホワイトシェパードの頭が出るくらいの位置が定位置です。それ以外の場所を歩いている時はリードを強く引き、定位置にいる時はほめてあげます。ホワイトシェパードは従順なので一度教えてあげればすぐに覚えます。

「マテ」を教える
歩きながら急に止まる、その時リードを引き「マテ」と合図を送る。ほとんどのホワイトシェパードはその場で止まりますから大げさにほめてあげてください。

歩く速さを変える
ハンドラーはわざと速く走ったり、ゆっくり歩いたり速度を変えて自分に合わせることを教える。

方向を変える
急に方向を変えたり止まったりを繰り返す、この時ホワイトシェパードの首に刺激があるくらいにリードを引く。数分後にはホワイトシェパードがあなたの動きに合わせるようになり、足元を見るようになります。もっと信頼感が生まれるとハンドラーの目を見るようになり、このアイコンタクトが取れるようになればハンドラーへの信頼感は本物です。
「スワレ」を教える

一緒に歩きながら「マテ」と言い、犬が止まったらリードを上に強目に引き、「スワレ」と言います。座らない場合はリードの引きが弱いと思ってください。それでも座らない場合は、お尻を下に押して座らせたらおおげさにほめてください。ホワイトシェパードの場合は通常1回で出来るようになります。

「フセ」を教える
座っている時リードを下に強くひき「フセ」と言い前足を前方に伸ばさせます。犬が伏せたら背中を抑えながらたくさんほめてあげます。ただし近くに他の犬がいるなどの場合は、なかなかできませんので自宅などの安心できる場所で練習をすると早く覚えます。

ひとりで待たせる
座らせて顔の前に手のひらを近付け「マテ」と合図を送り、リードを持ったまま一歩、二歩と静かに犬から離れます。数秒待って「コイ」と言ってリードを引き、そばに来たら大げさにほめてあげます。これを繰り返し、徐々に長く待たせるようにします。数日後にはリードを離せる距離で待つようになります。
排便について
愛犬家にとって犬の排便は外でという事が常識になっておりますが、外での排便は周りの人への迷惑になるため、我々ホワイトシェパードのオーナーとしては「排便は家で済まして散歩にいく」と言う方法をお勧めします。その方法は子犬の時から都合の良い場所を決めてシーツなどを置いてあげて下さい。その場所にしたらほめてあげあげます。また面倒ですがシーツに排便ができる度に外に出してあげると成犬になっても、オシッコしたから散歩に連れてってと言うようになります。但し外に散歩に行くようになると他犬のオシッコの匂いをかいだ時ここでしても良いと思い排便をしようとします、この時にリードを強く引き、いけない事を教えてあげてください、そしてすぐにほめることも忘れずに。ホワイトシェパードは外で排便しないとストレスになると言う事はありませんので心配はいりません。
知らない犬との接し方

散歩中に知らない犬と出会ったらまずは、静かに通り過ぎる事を教えます。方法は、他の犬とすれ違う際に貴方のホワイトシェパードがちょっかいを出したらすかさずリードを引き、通り過ぎたらほめてあげます。また犬連れの知人と話をする時はまずホワイトシェパードを座らせ、話が終わるまで待たせます。ホワイトシェパードの場合は大型犬のため相手の方から怖がられる事があるので、この位は出来ると望ましいですね。ハンドラーへの服従心が出来る前に犬と遊ばせると、そのほうが楽しくなり、人との対話が苦手な犬になることがあります。

「トベ」を教える
散歩中に縁石などの障害物があったら、「トベ」のことばと共に自分も一緒にまたぎます。数回後には犬だけで飛び越えさせます。これも一回毎にほめてあげるようにします。

マーキングをやめさせる
オスのホワイトシェパードの場合のアドバイスですが、足を上げての排尿は単なるマーキングであり膀胱を空にする行為ではないのでやめさせます。これは1歳前後に始まりますが、最初に許すとずっと癖になり続けてしまいます。しつけ方は、犬が排尿をするために片足を上げた瞬間にリードを強くひき、その後ほめてあげます。幼犬の頃からこれを教えるとオスでも排尿の時に腰を落として行うようになり、この方が他人への迷惑が軽減されます。
ホワイトシェパードとの遊び方


生後6ヶ月を過ぎた頃からは大きくて抱っこは出来なくなります。この頃からは、ただなでてもらうだけでは満足しなくなるため、結んだタオルなどでひっぱりっこをしてあげます。するとタオルを見ただけで嬉しくなります。遊び終わったらタオルを隠し、遊ぶ時だけあなたが出してあげるようにすると貴方に対する信頼が増します。タオルが大好きになったら、リードをつけたまま1~2m先に投げホワイトシェパードがくわえた瞬間に「モッテコイ」と言いリードを引きます。持ってきたら少し遊んであげて口から離させ数回繰り返します。徐々に距離を伸ばしていくと、リードを離しても持ってくるようになります。ここまでくれば、後はボール、フリスビー、ダンベルなどあなたの目的に合った道具に変えて練習をしていくと、あなたのホワイトシェパードもチャンピオン犬になれるかもしれません。