ホワイトシェパードのお手入れ
ホワイトシェパードは室内で飼われる場合と,外で飼われる場合と約半々なのですが,特に室内で飼われる場合は,シャンプーの回数をできれば二週間に一度程度してあげることをお勧めいたします.屋外で飼われる場合には,フィラリア,ダニ,ノミなどの寄生の予防が欠かせません.ホワイトシェパードは皮膚があまり強くないので,こまめにケアをしてあげないと体が汚れて皮膚に炎症が起きてしまうこともあります.以下に代表的なケアの仕方をご説明いたします.
シャンプーの仕方
まずは,ぬるま湯などで犬体を濡らします.
次にシャンプー液を犬の体全体に塗ります.
指のはらで優しくこすり皮膚の汚れを落とし,耳の裏や指の又など,汚れがたまる個所は念入りに洗います.
汚れが激しい場合はシャンプー液を追加し毛根の汚れも落とします.
シャワーなどで泡が残らない様洗い流します.多少のぬめり感が残りますが,コンディショナーの効果ですので心配いりません.
タオル等で水滴をふき取ります.ドライヤーなどでしっかり乾かします.
使用するシャンプーについて
シャンプーは,ベビーシャンプーをお使いになるか,低刺激用シャンプーをお勧めします.白毛用シャンプーは絶対に使ってはいけません.白毛用シャンプーには,漂白剤が入っていますのでホワイトシェパードに使ってしまうと,肌が荒れて毛も抜け落ちてしまい,それを治すのは大変な事になってしまうからです.そのため,当犬舎では低刺激性原材料にさらに9種の植物エキスを加え肌への刺激を抑たホワイトシェパード用シャンプーを開発し,使用しております.ホワイトシェパード用シャンプーはグッズ販売ページにてお取り扱いしております.
爪切り
ホワイトシェパードの爪は全て白いのでピンクの血管の手前まで切り,やすりで角を落とします.これは幼犬の頃からしてあげると成犬になっても嫌がらなくなります.もし,やすりをかけるのでしたら,一定方向にやすりをかけてください.左右、上下にやすりをかけると爪が割れたり,ひびが入ったりして余計ギザギザの痛い爪となってしまいます.
耳掃除
脱脂綿などに水か薬剤(イヤーローション)を染み込ませ、指でていねいに拭いてあげます。その際、耳の奥まできれいにしてあげて下さい。あまり放っておくと、外耳炎や中耳炎になることがあり、耳の上に穴があいてしまうことも有りますので、耳掃除は定期的にしてあげるのが望ましいです。なお、赤く匂いのある汚れの場合は耳の病気なので獣医さんで治療してもらいます。
なお,ホワイトシェパードは肌が敏感なので,刺激の強いイヤーローションだと肌を痛めてしまいますので,必ず低刺激性のイヤーローションを使って下さい.当犬舎でも取り扱いしております.
肛門腺
ティッシュをおしりにあて肛門のまわりをつまむように押ししぼるようにします。ながく放置すると臭くなり、化膿することもあります。
足裏カット
足裏のパットに毛がかぶるとフローリングなどですべるため、パットにかかる毛をはさみでカットします。はさみで怪我をする事があるため足の付け根をしっかり抑えて行います。
涙焼けができてしまった場合の対処法
まずは、フードを変えてみてください。フードの油分が涙焼けの原因となっている可能性があります。そのため、油分の少ない他のフードに変えると涙が出にくくなり、涙焼けが治るケースが多いです。今あげているフードを、どうしても食べさせたい場合は、一度、お湯をかけてそのお湯を流して(湯通し)から食べさせてください。これにより、余分な油分が抜けて涙が出なくなる場合があります。また、目薬をさしてあげるのも効果的です。その際、涙をよく拭き取ってから目薬を入れてください。